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民俗学という学問が意外に就活する時に役に立つ理由とは?

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民俗学ってどんなこと学問なのか知っていますか? 僕は現在大学の4年生なのですが、今学期この科目を履修しています。

民俗学を一言で説明するならば、 「文字に残っていないもの、残りにくいものを調査する学問」です。

一体どういうことなの?と思うかもしれませんが、 ではここで質問です。 あなたは織田信長が殺された場所を知っていますか? そうですね、本能寺です。 ではいつ殺されたかを知っていますか? はい、1582年です。 いちごパンツをはいた信長さんなんて覚え方をしたのではないでしょうか。 では織田信長は殺されるときに何をはいていたのでしょか? ........................? わからないですよね? いちごのパンツをはいていたのか、ふんどしをまいていたのか。

そうです、これに関する資料は現在残されていないです。 つまり、現時点では「わからない」というのが答えになるんです。 そしてこういったことを解明していくのが民俗学という学問です。

歴史上の大きな事件や人物のようにしっかりとその情報が残されているものではなく、織田信長のはいていたパンツや当時の庶民の生活様式などといった残されにくいものを調査していくのが民俗学なのです。

さてここで気になるのがこの記事のテーマの民俗学が就活をするときに役に立つということですよね。 その答えは民俗学を調査する方法にあります。

では、もしあなたが民俗学の調査として田舎のお年寄りがどのようにご飯を食べているのか?を調べようと思った時、どのように調査しますか? おそらくは実際に現地に行って、直接お年寄りの方に尋ねるのではないでしょうか。

しかし、まだ知り合って間もない人に、『あなたのご飯を食べるところを見せてください』なんて言われた人はどう思うでしょうか。 きっと、うわっこの人なんだか気持ち悪いな。なんて思われてしまうでしょう。

では民俗学の調査をするときに重要なことはなんでしょうか? それは、調査する人との間にラポール(信頼関係)を築くことです。 知らないおじちゃんでも仲良くなればご飯を食べるところを見せてくれるでしょう。

そうです、この部分が民俗学を学んでいる学生が就活がうまくいくポイントです。 就活の面接も同じです。面接官はあなたのことを全く知りません。 ぶっちゃけた話し、全く知らないあなたのことなんてあまり興味がありません。

でも、この面接官との間にラポールを築くことができればどうでしょうか? きっとあなたの話はすんなりと面接官の心に届くはずです。 つまり民俗学を学んでいる学生が就活に受かりやすい理由はここにあります。彼らは初対面の人との間にラポールを築くことが上手なんです。

そしてもう一つ重要なこと、それは常日頃からいろんなことを観察しているということです。 通勤の電車の中でお化粧をしている女性がどんな化粧を使っているのか? どこまで化粧をすませるのか? なぜその化粧を選んでいるのか? そんな一見どうでもいいようなこと、誰もが気にしないようなこと。

そしてそんなことを日ごろから意識していることこそが大事だったりするんですね なぜならそうすることで『気付くちから』が養われていくからです。

『気付くちから』を養うことによってあなたは仕事においてもいろいろな意見や革新的なことをできるようになっていきます。

これから就活までに何をしたらいいんだろうと悩んでいる人は少しこの部分を意識をしてみるといいかもしれませんね。 と就活を一度も経験したことのない私が民俗学の授業を受講して感じたことでした。 最後まで読んでいただきありがとうございます。