僕たちは自分の脳を毎日どれぐらい使っているのだろうか?
お昼を過ぎてちょうど眠くなってきた頃の時間でのことだった。
『みなさん、毎日脳を使っていますか〜?』
現在勤めているコールセンターのセンター長がふとこんな事を言った。
『きっと普通に生活をしていて脳を使う事ってあまりありませんよね。ゲーム感覚で脳をしっかり使っていったら面白いですよ。例えば買い物をする時に商品の合計額の端数がぴったりゼロになるように計算しながら買ってみるとか。そんな小さな事から』
ちらっと聞いた事があるけど人間は脳みその数%しか使っていないらしい。
確かに普通に生活している中で僕たちはなんとなく生きている。
ほとんどの人は朝を起きてから寝るまでの間、だいたいが毎日同じような日を送っているのではないだろうか。
そうしていく中で僕たちは、『自分で考える』という事を忘れてしまう。
そう考えた時に毎日脳をフルに使っている人って誰なんだろうと考えてみた。
そこで僕が1番最初に出てきたのが『お笑い芸人』だった。
彼らの仕事というのは台本があってないようなものだ。
テレビの現場では一瞬の場面場面がめまぐるしいスピードで変化していく。
その一瞬の中でその場に最も適した言葉、笑いが起きる言葉を見つけなければならない。
そう考えると彼らがいかにプロフェッショナルかと言う事に気付かされる。
以前、松本人志さんが自分たちの仕事は自分たちよりも圧倒的に能力の低い人間たちから評価される何とも悲しいものであるというような旨の事を言っていた。
確かにこれって素人にはなかなか分かりにくいことだったりする。
例えばスポーツのプロは賞賛される。オリンピックで金メダルでも取った日には日本中から喝采を浴びることになるであろう。
これってなんで?って考えた時にやっぱりそれは目に見えてすごいと分かる事、そして自分にはできないと明確に分かるからだと思う。
対して笑いというものはそれが分かりにくい。
素人の人でも自分でもできそう、ないしはできる。と勘違いをしてしまいがちだからだ。
IPPONという番組を皆さんはご存知だろうか?
すごくシンプルな番組で芸人さんたちが出されたお題に対して大喜利を競うというものだ。
これを見ていると彼らのすごさを痛感させられる。
例えばお題にはこんなものがある。
『母からの手紙、PSで書く事か?何が書かれていた?』
『ひらがな4文字で叫んで下さい』
『おっぱいにキレてください』
試しにやってみてください。
僕もやってみました。
まぁー答えがでない笑
これを芸人さんたちは数秒で、それも会場に爆笑が起きるような答えを出します。
頭を使うということにおいてお笑い芸人さんはかなり見習うべき部分が多いですね。