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俺たちの年金ってこれからどうなるの?若い世代の人たちこそ知っておくべき年金の基礎知識

年金ってこれからどうなるんだろう?

 

若い世代の方なら特にこれって気になるところですよね。

 

僕自身も全く年金についての仕組みが理解できていなかったので、これでは駄目だと思いさっそくブックオフに行って年金に関する本を買ってきました。

 

この記事ではその本を読んで僕が学んだ年金に関する知識をまとめていきます。

 

無知は罪。

 

この世は知らない人が損してしまうような仕組みになっているのでしっかりと勉強しましょう。

 

特に僕のようなフリーターや自営業のような人たちは老後のためにもしっかりとした年金の知識を備えておくべきです。

 

結局年金は破綻してしまうのか?

このまま少子高齢化やデフレがこの先もずっと進んでいけば受給開始年齢の引き上げや受給額の減額、現役世代の負担率をアップさせるといったことは考えられます。

 

しかし年金の未納に関してはほとんど問題はないようです。

 

というのも保険料の未納の人はその分年金が受け取れないという図式になっているので未納によって収支のバランスが崩れる事はありません。

 

この裏付けとされているのが2008年に政府が発表した計算。

 

保険料の支払いが80%以上の場合に受け取れる厚生年金の給付水準は、51、6%。

 

保険料の支払いが65%の場合には51%。

 

つまりその差はほとんど見られなく、保険料の未払いでは年金は破綻しないことが立証されています。

 

さらに年金とは国の根幹に関わる最も基礎的なインフラであり、これが支払われないということは高齢者が飢え死にするということを意味します。

 

つまり年金が破綻するということは、日本が国として機能しなくなるということを意味しているんです。

 

って考えるとまず年金が破綻するっていうことは考えにくいですね。

金保険料を支払うのは本当に賢い選択肢なのか?

結論から先に述べると年金保険料は支払っておく事が賢い選択だと思われます。

 

その理由は、国民年金には個人年金人は無い強みがあるからです。

 

それは『保険料の半分を国がまかなってくれること。そして手数料もほとんど取られない』ということです。

 

反対に、民間の個人年金の強みの1つは保証期間が10年の場合には65歳で受け取りを始めて70歳で無くなった場合には残りの5年分を遺族が受け取る事ができるということです。

 

国民年金の場合にはそういったことができないようです。

 

年金の仕組みについて知っておくべきこと

まずは年金の種類を理解して、自分がどれに当たるのかを知っておかなくてはいけません。

 

日本の年金制度はよく3階建ての住宅に例えられます。

 

分かりやすいように図を載せてみます。

 

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すべて「請求主義」 年金の種類と請求のポイント 青山貞一

 

1階部分の国民年金はどのカテゴリーにも共通するもので保険料を40年間支払い続けると原則65歳から月額6万5千円死ぬまで受給することができます。

 

フリーターや自営業者などの第一号被保険者はこの1階建ての家に住む事になります。

 

しかし月約7万円の国民年金だけでは生活がかなり苦しいので、2階部分にあたる国民年金基金を上乗せしたりする必要があります。

 

会社員の場合には原則として2階建てです。

 

保険料は収入の16,412%の定率で収入が高い人ほど金額がアップしますが、このうち半分は雇用している会社が払うことになります。

 

厚生年金の2階部分は現役時代に支払った保険料に応じて受け取る事ができます(報酬比例部分)。

 

ただ月収20万円と50万円の人を比較すると保険料の払い込み差額が2、5倍であるのに対して受給額は1、6倍しか変わらないという現実もあります。

 

現役時代に収入が少なかった人は老後の準備が大変だろうということから比較的手厚い年金が支払われるようです。

 

そして会社員の配偶者は第三号被保険者に分類されます。

 

会社員の夫の支払う保険料の中に妻の保険料も含まれているということから実質的には保険料がタダになっています。

 

残念なお知らせですが、フリーターや自営業の旦那の奥さんはこれには含まれず第一号被保険者として見なされてしまいます。

 

そして最初から三階立ての家に暮らすのが共済年金に加入する国家・地方公務員。

 

3階部分の職歴加算は2階部分の報酬比例の約2割。

 

かなり手厚い年金制度になっています。

 

重要なことはこれまで転職や、結婚等で働き方が変化した人はそれぞれのカテゴリーに自分が何年間加入していたのかを把握しておくことです。

 

なぜなら未納期間があると年金が1円ももらえなくなってしまう可能性があるからです。

 

保険料の支払いに余裕が無い時はどうすればいいのか?

生活が苦しくて保険料を支払うのが苦しいという人も中にはいるはずです。

 

そう言う人のために設けられているのが年金の免除制度です。

 

『本人、世帯主、配偶者の所得が一定額以下であれば住民登録している市町村役所の国民年金窓口で保険料の免除申請ができます。』

 

未納と免除では天と地ほど差があるのでその違いを知っておくべきです。

 

国民年金の満額を増やすための方法とは?

自営業やフリーランスの人たちにとって1階部分の国民年金だけでは少なすぎます。

 

先ほども説明させていただきましたが、年金制度は三階建てのお家でこのカテゴリーの人たちは2階に住むことも選択する事ができます。

 

そのまず1つ目が付加年金です。

 

これは毎月の支払いに400円を上乗せして支払うもの。

 

40年間支払い続けたとしたら総額は19万2000円。

 

年金は年間9万6000円増額するので2年目以降で元が取れる事になるかなりお得なプラン。

 

ただ月額8000円プラスされるだけなのでこれでは十分と言えないのが実際のところ。

 

それとは別に付加年金とは併用ができない国民年金基金というものがあります。

 

これは地域や職域で設立した基金が運用している私的年金です。

 

例えば月額2万990円では総額503万7600円の掛け金に対して85歳まで生きると年金総額は660万円になります。

 

フリーターや自営業の人はおそらく1階部分だけでは生活がかなり苦しくなるのでこういった2階部分の年金にも加入しておくことがオススメです。

 

自分自身がこれにあたるのでかなり深刻ですね。。。

 

まとめ

いかかだったでしょうか?

 

今回は年金のさわり程度の部分だけ説明させていただきました。

 

僕自身年金について調べてみて思ったことはしっかりとした準備をしておかなくては老後大変なことになる!ということです。

 

とくに僕の場合には第一号被保険者なのでかなり厳しい状況でありますが、老後に向けてしっかりとした収入源の確保と、何歳になってもお金を稼いでいけるスキルを身につけていこうと思いました。

 

では最後までお読みいただきありがとうございました。